取り込み編Gaff! Gaff!Gaff~ Right Here! あっちこっちで声が飛び交っています! この声が沢山聞こえる日は釣果がかなり良い日といえます。 さてターゲットとの格闘が最終段階に入りました。 うっすらと全体の姿が水中に見えてきました! 良型の魚が掛かっています。 とても*Bounce(自力で海面から魚を抜き上げる)することは出来ません。 そこでGaff(ヤス)を操るデックハンドの助けが必要となります。 魚が水面近くまで引き上げられるとデックハンドが貴方の横に ピッタリとついてくれてギャフを構え狙いを定めています。 ボートの釣果に繋がるココ一番の大事な仕事なので彼らも本気で狙ってます。 貴方は安心して残りのファイトを十分楽しんでください。 ギャフで突くタイミングが近づくにつれてデックハンドが貴方に 細かく指示を促します。 竿先を左に向けて! そのままでストップ! 上体を反らして~! 右に走って! などなど、 色々と言われますが丁度この頃になると 自分も疲れてきて判断力が鈍っている時ですので この的確な指示にすごく助けられると感じるでしょう。 そしてしばらくすると今までの重さがウソのようになくなり、 緊張、疲れ、焦り、全てから解放されます。 ハァ~~。。。 長い間持ってた重い荷物から解放されたような。。 そして突然大きな魚が貴方の足元にドカッ・・・・ ゴロッ~~ でかっ! えっ!これオレ釣ったの? All Right! Good Job! デックハンドの声にふっと我に返ります。 オレが釣ったんだ。。。 やった~Thank-You! 心からのThank-You! 自然に出てきますよ。 デックハンドは笑って次のアングラーの元に向かっていくことでしょう。 *Bounce(バウンス)について 小型の魚は問題ないのですが中型の魚を派手にバウンスして 魚の口が切れてしまい、抜けて飛んできた針が腕や顔に刺さってしまう事故 が毎年起こっています。最悪な場合は目に刺さります。 考えただけでもイヤですね。 長期船などでもしもこんな事故が起こってしまった場合、 すぐに港に引き返せる距離ではないので 船の中で処置、手に負えない場合は救急ヘリで搬送って事になります。 自分に刺さるのは、もう仕方ないことと諦めもつきますが、 他のアングラーに被害が及んだとなっては 後悔してすむ問題ではありません。 特にJigやLureを使っている場合は、 PEやスペクトラなどの強いラインを使用している場合も多く、 ライン切れの心配がない上、派手に見えることもあって "おりゃー"っと抜き揚げてる人を見かけますが JigやLureこそHookSizeが大きい為、ラインこそ切れなくても フックが口元からすっぽ抜けてこちらに向かって勢いよく飛んできます。 いくらバーブレスにしていても人を傷つけては全く意味がありません。。。 バウンスは出来るだけ止めましょう。 Nice Yellow!! Yellow Fin!! Nice Gaff!! Three Gaff |